Portfolio and Profile
新潟県長岡市の杜々の森(とどのもり)で採取した湧き水を土地の形に凍らせ、溶けていく様子を自然の水の循環に見立てた動的な彫刻作品です。
山に積もった雪は、春になると溶けて地中に染み込み、長い年月を経て湧き水として地表に現れます。飲料水や灌漑用水として地域の人々の生活に利用されたあと、信濃川から日本海に流れ込み、やがて雪や雨として循環します。
作品が収められた冷蔵庫内は、長岡市で雪解けが始まる3月の平均気温の約5℃に保たれています。氷は徐々に溶け、水滴となって山の型の容器に溜まります。一日の展示を終えたあと、再び冷凍し氷として展示します。
土地とそこで採取される素材の関係性をテーマとした作品です。
Year 2022
Exhibition 2022 HOMEWORKS 2022