Portfolio and Profile
古くから酒樽の用材として使われてきた吉野杉の産地、奈良県吉野川上村。数百年の間、人の手によって守られてきた山の地形を、ここで育った樹齢150年以上の杉に彫刻した。
大迫ダム付近の3箇所の木を使用し、それぞれ直径5~7kmの範囲をカバーしている。縮尺は1/10,000。生えていた時と地形図の方角を合わせて切削を行い、展示の方向も一致させている。
年輪の中心が、木の生えていた地点である。物体としての木を見ると同時に、周囲の地形を俯瞰する事により、入れ子構造のように視点が内と外へ広がっていく。
Year 2016
Thanks 居藏 宏幸(株式会社 藏家) 鳥居 由佳 春増 薫 イトウ カツヒロ 田原 有貴子
Exhibition 2016 チカラとウゴキ展EXPAND